キューブパンの専門店が教える!冷凍パンを「焼きたて」以上に復元する解凍・リベイク術【秒単位のコツ】 | まつやまパン

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キューブパンの専門店が教える!冷凍パンを「焼きたて」以上に復元する解凍・リベイク術【秒単位のコツ】

「せっかく買った美味しいパン、冷凍したら味が落ちてしまった……」 そんな経験はありませんか?

実は、冷凍パンは**「解凍」と「温め直し(リベイク)」のコツ**さえ知っていれば、おうちでも焼きたての感動を何度でも味わうことができるのです。

今回は、福岡の立方体パン専門店「まつやまパン」のブーランジェが、失敗しない「冷凍パンの復元術」を徹底解説します。


1. 【鉄則】冷凍パンは「いきなり焼く」のが一番のNG!

冷凍パンを美味しく食べるために、プロが一番に伝えたいこと。それは**「必ず自然解凍してから温める」**ことです 。+2

冷凍状態からいきなりトースターに入れると、表面だけが焦げて中は凍ったままという、一番悲しい失敗につながります

失敗しない解凍のステップ

  • 前日の夜に冷蔵庫へ: 食べる前日の夜に、冷凍庫から冷蔵庫へ移動させておくのがベストです 。+2
  • 袋に入れたまま: 袋から出すと表面が乾いてしまうため、必ず袋に入った状態で解凍してください 。+2
  • 冷蔵で2日はOK: 前もって解凍しておいても、冷蔵保存で2日間は美味しさをキープできます 。+1
冷凍パンの扱い方を説明する2分割のイラスト。左側は「NG」と赤い×印があり、トースターの中で外側が黒焦げなのに中心に氷のマークがついた悲しそうなパンが描かれている。右側は「OK」と緑の丸印があり、冷蔵庫の中で袋に入ったパンが時計のアイコンと共にゆっくり解凍されている穏やかな様子。

2. 【種類別】美味しさを引き出す「プロのリベイク術」

パンの種類によって、最適な温め方は異なります。まつやまパン直伝の「リベイク・ガイド」をご紹介します。

① 食パン・プレーン系(シンプルに味わいたいパン)

自然解凍後、トースターで仕上げます。

  • トースターを5分予熱する: 面倒に思えるかもしれませんが、これが「パリッ」とした食感を蘇らせる最大の秘訣です 。+2
  • 霧吹きで水分を補給: パンの表面が濡れるくらい霧吹きをすることで、外はカリッと、中はもっちり仕上がります 。+1

② 総菜パン系(具材がしっかり入ったパン)

具材まで熱々にするには、**「レンジ + トースター」**の二段構えが基本です

  • 電子レンジは「秒単位」で: 500Wで15秒〜30秒が目安ですが、具が多いものは様子を見ながら5秒〜9秒ずつ追加して、生地が柔らかくなる程度に温めます 。+2
  • 予熱トースターで1〜2分: 表面をパリッとさせます 。+1
  • キューブ型は「回転」させる: まつやまパンのような高さのあるパンは、焦げないよう転がしながら焼くのがコツです 。+2

③ スイーツパン系(チョコやクリームが入ったパン)

  • 基本は「自然解凍」のみ: 解凍したての冷たい美味しさを楽しむのがプロのおすすめです 。+1
  • 少し温めるのもアリ: シナモンやチョコ系は、レンジで数秒温めると香りが引き立ちます 。ただし、温めすぎると形が崩れたり火傷したりするので注意してください 。+3

3. 明日から使える!パンがもっと美味しくなる「裏技」

プロが店舗でもおすすめしている、ちょっとした工夫で味が劇的に変わるテクニックです。

  • 「半分カット」で香り倍増: 明太フランスやガーリックフランスは、半分に割ってから焼くと、中のソースが香ばしく弾けます 。+2
  • アルミホイルを活用: 牛カルビやチキングラタンなどの中身が詰まったパンは、アルミホイルにくるんでからトースターで焼くと、中までじっくり熱が通ります 。
  • 仕上げの「1〜2分」待機: トースターから出した後、1〜2分置くことで蒸気が抜け、皮がよりパリッと落ち着きます 。
パンを美味しく温め直す3つのコツを紹介する3分割のイラスト。

左:焼く前に霧吹きでパンに水をかける様子。

中央:カレーパンなどの具入りパンをアルミホイルで包む様子。

右:焼き上がったパンをケーキクーラーの上で1〜2分休ませている様子。

まとめ:パンの冷凍は「炊き立てごはん」と同じです

「パンを冷凍すると味が落ちる」というのは、実は誤解です。

店主はよく**「パンの冷凍は、炊き立てごはんの冷凍と同じ」**だとお伝えしています 。冷蔵庫で何日も放置して乾燥させてしまうくらいなら、すぐに冷凍して正しい方法でリベイクするほうが、はるかに鮮度と美味しさを保てるのです 。

【明日から使えるワンポイント】 まずは**「トースターの予熱」**から始めてみてください
それだけで、明日の朝のパンが驚くほど「お店の味」に近づきますよ。

この記事の著者

原 新

和食料理人としてオランダをはじめヨーロッパ各地で料理修行。帰国後は様々な修業を重ねたのち、地元・福岡で郷土料理や大麦料理、スープ専門店など、幅広い食文化に携わってきました。
その後、「料理の延長としてのパンづくり」をテーマに独学でパンの世界へ。ベーカリー経験ゼロからYouTubeで1800時間以上学び、一辺6cmの四角い“キューブパン”という形にたどり着きました。
雑穀マイスターとして穀物や発酵の個性を生かしつつ、最近はAIも活用して新しいフレーバーや商品アイデアを探るなど、職人の感覚とデジタルの知恵を掛け合わせた開発にも取り組んでいます。
「まつやまパン」では、“会話のきっかけになるパン”をテーマに、ちょっと楽しく、ちょっと深いパンづくりを続けています。

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