しまチョコキューブ──層が奏でる、甘い幾何学 | まつやまパン

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しまチョコキューブ──層が奏でる、甘い幾何学

「まつやまパン」の「しまチョコキューブ」というマーブル模様の菓子パンが巨大化し、歯車や機械仕掛けと融合して大地にそびえ立っている。周囲にはパン生地のようなうねる地形が広がり、その道を小さな料理人たちが歩いている。空には透明なキューブの中に渦巻き模様のパンが入った物体が複数浮かんでおり、全体的に幻想的でシュールな雰囲気のアート作品。

「パンとお菓子のあいだ」を目指したキューブパンがある。
それがしまチョコキューブ
チョコの層を生地に練り込み、
ふわっとした食感とサクッとした香ばしさを共存させた。


🍫 層が見せるチョコレートの模様

このパンの特徴は“しま模様”。
チョコを折り込みながら何層にも重ね、
焼き上げるとマーブル模様のような立体感が現れる。
ひとつとして同じ柄がない。
焼き上がるたびに「今日の模様はどんな顔?」とわくわくする。


🍩 パンなのにお菓子。お菓子なのにパン。

層を噛みしめると、
サクッ → ふわっ → とろっ のリズムが訪れる。
口の中で広がるチョコの香りは、
まるでカカオが奏でる音楽のよう。

それでいて甘すぎず、
朝にもおやつにもぴったり。
見た目のかわいらしさに惹かれて買っても、
味でファンになる人が多い。

この記事の著者

原 新

和食料理人としてオランダをはじめヨーロッパ各地で料理修行。帰国後は様々な修業を重ねたのち、地元・福岡で郷土料理や大麦料理、スープ専門店など、幅広い食文化に携わってきました。
その後、「料理の延長としてのパンづくり」をテーマに独学でパンの世界へ。ベーカリー経験ゼロからYouTubeで1800時間以上学び、一辺6cmの四角い“キューブパン”という形にたどり着きました。
雑穀マイスターとして穀物や発酵の個性を生かしつつ、最近はAIも活用して新しいフレーバーや商品アイデアを探るなど、職人の感覚とデジタルの知恵を掛け合わせた開発にも取り組んでいます。
「まつやまパン」では、“会話のきっかけになるパン”をテーマに、ちょっと楽しく、ちょっと深いパンづくりを続けています。

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