「かわいい!」から始まる、心をつなぐ魔法。キューブパンが“ただのパン”ではない理由 | まつやまパン

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「かわいい!」から始まる、心をつなぐ魔法。キューブパンが“ただのパン”ではない理由

扉を開けた瞬間に見つかる、小さな「驚き」

パン屋さんのトレイを持って並ぶパンを眺める時、
ふと足が止まる瞬間はありませんか?

当店の棚で、多くのお客様が「わあ、かわいい!」「これ、パンなの?」と
目を輝かせてくださるのが、
この**「キューブパン」**たちです。

真四角の整ったカタチ、上にちょこんと乗ったトッピング。
その姿はまるで、おいしい宝物が詰まったジュエリーボックスのよう。

でも、私たちがこの形にこだわっている理由は、
見た目の可愛らしさだけではありません。

この小さな「箱」の中には、お客様の日常を少しだけ特別にするための、
職人の計算と想いがぎっしりと詰まっているのです。


なぜ「キューブ」なのか? 職人が教える3つの秘密

1. 期待を裏切らない「溢れる具材」

通常の丸いパンに比べ、キューブ型は隅々まで均等にボリュームを持たせることができます。

「最後の一口まで具材を楽しんでほしい」 そんな願いから、クリームやあんこ、カレーなどの具材を、生地が許す限界までたっぷりと閉じ込めました。一口かじれば、中から溢れ出す幸せ。この満足感こそが、キューブ型の真骨頂です。

緑色の正方形のパン(キューブパン)の角が切り取られ、中から溢れんばかりの白いホイップクリームが見えている手書き風イラスト。

2. 「食べるパン」から「贈りたくなるパン」へ

キューブパンを手に取ったお客様から、よくこんな声が聞こえてきます。

  • 「あの人が好きそう」
  • 「明日会う友達に持っていこう」
    自分のためだけでなく、
    誰かの顔を思い浮かべて選ぶ。
    その瞬間、パンは単なる食事から、大切な人への「メッセージ」へと変わります。
    整った形は持ち運びやすく、ギフトとしての佇まいも抜群です。

3. 五感を満たす多彩なバリエーション

同じキューブでも、生地やトッピングで表情はガラリと変わります。

  • お食事系:
    ビーフカレーやジャーマンポテト、エビチリは特別です
  • スイーツ系:
    なめらかクリーム系や、シナモン香るデニッシュ等楽しめます
  • 定番の安心感:
    キューブ型のあんパンやキューブ型のメロンパン
    その日の気分や、
    贈る相手の好みに合わせて選べる楽しさが、ここにあります。

温かみのあるカフェの店内で、チョコソースとトッピングが乗った四角いパンを前に満面の笑みを浮かべる女性。手前には「週一のご褒美」と書かれたカード。

パンが届ける「今日を頑張る活力」

当店には、毎週決まった曜日に**「トリプルチョコキューブ」**を買って帰られるお客様がいらっしゃいます。 「一週間頑張った、自分へのご褒美なんです」
そう言って笑顔を見せてくださる時、
私たちはパン職人として、これ以上の幸せはないと感じます。

またある時は、「入院している友人が、ここのパンなら食べたいって言うから」と、
お見舞いの品に選んでくださる方も。

病室で、あるいは仕事終わりのリビングで。
私たちの作ったパンが、誰かの孤独を癒やしたり、
沈んだ気持ちを少しだけ上向きにするお手伝いができている。

それこそが、パン屋という場所が カフェとはまた違った
**「サードプレイス(第三の居場所)」**と呼ばれる理由なのだと確信しています。


【まとめ】明日、誰かのためにパンを選んでみませんか?

パン屋は、ただお腹を満たすためだけの場所ではありません。
日々の忙しさを一瞬忘れ、美しい造形に癒やされ、
誰かの喜ぶ顔を想像する。
そんな**「心の栄養」を補給する場所**でありたいと願っています。

もし、最近少しお疲れ気味なら。
あるいは、大切なあの人に「元気?」と伝えたいなら。
ぜひ、当店のキューブパンを覗きに来てください。

その小さな四角い箱の中には、
きっと明日を生きるための小さな活力が詰まっているはずですから。

この記事の著者

原 新

和食料理人としてオランダをはじめヨーロッパ各地で料理修行。帰国後は様々な修業を重ねたのち、地元・福岡で郷土料理や大麦料理、スープ専門店など、幅広い食文化に携わってきました。
その後、「料理の延長としてのパンづくり」をテーマに独学でパンの世界へ。ベーカリー経験ゼロからYouTubeで1800時間以上学び、一辺6cmの四角い“キューブパン”という形にたどり着きました。
雑穀マイスターとして穀物や発酵の個性を生かしつつ、最近はAIも活用して新しいフレーバーや商品アイデアを探るなど、職人の感覚とデジタルの知恵を掛け合わせた開発にも取り組んでいます。
「まつやまパン」では、“会話のきっかけになるパン”をテーマに、ちょっと楽しく、ちょっと深いパンづくりを続けています。

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