キューブパンは“パン”ではなく“会話”を贈っている | まつやまパン

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キューブパンは“パン”ではなく“会話”を贈っている

キューブパンがたくさん宙に浮いている。テーブルに座って食卓を囲む家族が嬉しそうにそれらを見上げている。アメリカ人の家族でみんな金髪とブルーアイでそれが神秘的な風景を醸し出している。キューブパンはみんなを幸せにしているようだ。

「パンを贈る」という言葉は、どこか不思議だ。
パンは日常の食べ物だが、まつやまパンのキューブは少し違う。
それは**“会話が生まれる装置”**だと思っている。


😊 開けた瞬間に話題が生まれる

箱を開けたときの「え、かわいい!」という声。
その一瞬の表情を想像しながら焼いている。
人は驚いたとき、自然と笑う。
その笑顔のために、角まで丁寧に焼く。

キューブパンを贈ると、
食卓がちょっと明るくなる。
見た目が“整っている”ものには、
人を安心させる力があるのかもしれない。


🍬 甘さではなく“きっかけ”を届ける

キューブパンは、味よりも先に「形」で印象を残す。
食べる前から話題が生まれる。
「これどうやって作ってるの?」「なんで四角なの?」
──それだけで会話が始まる。

パンというよりも、
笑顔と会話を包んだ小さなギフト。
まつやまパンの役割は、
そのきっかけを焼くことだと思っている。

この記事の著者

原 新

和食料理人としてオランダをはじめヨーロッパ各地で料理修行。帰国後は様々な修業を重ねたのち、地元・福岡で郷土料理や大麦料理、スープ専門店など、幅広い食文化に携わってきました。
その後、「料理の延長としてのパンづくり」をテーマに独学でパンの世界へ。ベーカリー経験ゼロからYouTubeで1800時間以上学び、一辺6cmの四角い“キューブパン”という形にたどり着きました。
雑穀マイスターとして穀物や発酵の個性を生かしつつ、最近はAIも活用して新しいフレーバーや商品アイデアを探るなど、職人の感覚とデジタルの知恵を掛け合わせた開発にも取り組んでいます。
「まつやまパン」では、“会話のきっかけになるパン”をテーマに、ちょっと楽しく、ちょっと深いパンづくりを続けています。

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