料理人としての原点 ― 世界の台所からパンへ

和食の包丁技術を起点に、私は料理の世界に入りました。
その後、オランダを中心にヨーロッパ各地で料理修行。
現地の市場では食材の扱い方や、温度・湿度が味をどう変えるのかを学びました。
帰国後は地元・福岡で郷土料理や大麦料理、スープ専門店 など多方面で経験を積み、
食材を“生かす”という感覚を深めていきました。
パンとの出会いは偶然でした。
「料理としてのパン」を作りたい。
その想いから、ベーカリー経験ゼロから独学で1800時間以上、
YouTubeと検証ノートを使って技術を積み上げてきました。
パンを焼く料理人 ― 独学1800時間の探究
雑穀マイスター資格を取得し、穀物・発酵・水分の関係を科学的に分析。
料理人の視点で「焼く」「蒸す」「煮る」の中間にある新しいパン文化を模索しています。
“ことキューブ”という文化をつくる
現在は福岡市城南区で「まつやまパン」を運営。
『ことキューブ』は、
「食べる言葉」というコンセプトから生まれました。
パンを通じて“ありがとう”や“おめでとう”を伝える――
それは料理人として歩んできた私の結論でもあります。
パンを焼くことは、人と人をつなぐ言葉を焼くこと。
そんな思いを胸に、今日もオーブンの前に立っています。
プロフィール要約
- 出身:福岡県福岡市
- 経歴:和食料理人 → 海外修行(オランダ中心) → スープ専門店開業 → パンの研究開始
- 研究時間:独学1800時間以上
- 資格:雑穀マイスター
- 運営:キューブパン専門店「まつやまパン」
