キューブパンを最後まで美味しく!プロが教える「正解」の冷凍保存とリベイク術 | キューブパン専門店 まつやまパン【福岡】

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キューブパンを最後まで美味しく!プロが教える「正解」の冷凍保存とリベイク術

1. キューブパンを冷凍すべき理由とは?

「食べきれなかったからとりあえず冷蔵庫へ…」

実はこれ、パンを最もまずくしてしまうNG習慣です。

パンの主成分である澱粉(でんぷん)は、0〜5℃の環境下で最も早く劣化し、水分が抜けてパサパサになってしまいます。キューブパン特有の「しっとり・もちもち」とした食感を守るためには、常温で食べきれないと判断した瞬間に「冷凍」するのが正解です。


2. 【プロ直伝】美味しさを封じ込める冷凍保存の3ステップ

キューブパンはその可愛らしいフォルムゆえに、角(かど)の部分から乾燥しがちです。プロが現場で行っている「乾燥・酸化・匂い移り」を防ぐ手順をご紹介します。

木製のカッティングボードの上に置かれた食パン一斤。乾燥を防ぐために透明なサランラップがパンの一部に巻かれており、手前にはアルミホイルのロールが置かれている。窓際から差し込む柔らかな光がパンを照らし、背後には観葉植物や食器が並ぶキッチンの日常風景。

ステップ1:1つずつ丁寧に「二重ラップ」

買ってきた袋のままではなく、1個ずつラップで包みます。

  • ポイント: 角に隙間ができないよう、ぴっちりと密着させること。
  • プロの技: アルミホイルを上から重ねて巻くと、熱伝導率が高まり、より急速に冷凍できるため鮮度が保たれます。

ステップ2:フリーザーバッグで空気を抜く

ラップ(+アルミホイル)したパンを、さらにジップ付きの冷凍用バッグに入れます。空気をしっかり抜くことで、冷凍庫特有の「におい移り」を防ぎます。

ステップ3:冷凍庫の「奥」で保存

ドアポケット付近は温度変化が激しいため、パンの劣化を招きます。なるべく温度が安定している冷凍庫の奥に配置しましょう。


ラップで包まれた食パンの断面のクローズアップ画像。パン内部の気泡に含まれる水分の動きを青い水滴アイコンと矢印で表現したインフォグラフィック。赤い矢印が外部への蒸発を防ぐ様子を示し、水色の円形矢印が内部で水分が循環し、しっとりした質感を保つ仕組みを視覚化した概念図。

3. 「まるで焼きたて」を再現する解凍・リベイク術

冷凍したキューブパンを美味しく食べるには、**「水分のコントロール」**が鍵を握ります。

解凍方法特徴・メリットおすすめのシーン
冷蔵庫で自然解凍前日の夜に移動させるだけ。ムラなく解凍できる。忙しい日の朝食に
電子レンジ+トースター中まで素早く温め、表面をカリッと仕上げる。すぐに食べたい時に

失敗しないリベイクの手順

  1. レンジで10〜20秒(予熱): 冷凍のままの場合、まずはレンジで軽く温め、中のフィリング(餡やクリーム)を緩めます。
  2. 霧吹きで水分補給: パンの表面に軽く霧吹きをします。これが「外サク中ふわ」を作るプロの隠し技です。
  3. トースターで1〜2分: 表面が軽く色づく程度に焼きます。
    • Tip: 焦げそうな場合は、上にアルミホイルをふわっと被せてください。

4. フィリング(中身)別!リベイクの注意点

キューブパンは、中に色々な具材が入っているのが魅力。中身に合わせて少し工夫を加えるだけで、専門店の味が蘇ります。

  • あんこ・カスタード系: 中まで熱を通しすぎると甘みが強く感じられすぎるため、外はアツアツ、中は少し冷たい「ひんやりリベイク」も夏場にはおすすめです。
  • お惣菜(カレー・チーズ)系: 中までしっかり温める必要があるため、トースターの温度を少し下げて長めに焼くか、アルミホイルに包んでじっくり火を通してください。
白い丸皿に乗った厚切りの山型トースト。トーストの頂上には四角いバターが乗っており、熱で溶け出したバターがパンの側面に黄金色に垂れている。パンからは白い湯気が立ち上り、背景にはコーヒーカップと新聞がボケて配置された、温かみのある朝食の風景。

5. まとめ:お気に入りのパンをもっと長く、美味しく

キューブパンは、適切な保存と少しの手間で、翌日以降も驚くほど美味しく食べられます。

  1. 「冷蔵」ではなく「冷凍」を選ぶ
  2. 空気に触れないよう「二重保存」を徹底する
  3. 「霧吹き」と「リベイク」で水分を復元させる

この3つのポイントを意識して、お気に入りのキューブパンを最後の一口まで楽しんでくださいね。

「自宅でこの味を楽しみたい!」と思ったあなたへ。 当店自慢の『極上キューブパンセット』は、急速冷凍技術により、解凍後もお店と変わらないクオリティをお約束します。ラインナップは以下のリンクからチェックしてみてください。

この記事の著者

原 新

和食料理人としてオランダをはじめヨーロッパ各地で料理修行。帰国後は様々な修業を重ねたのち、地元・福岡で郷土料理や大麦料理、スープ専門店など、幅広い食文化に携わってきました。
その後、「料理の延長としてのパンづくり」をテーマに独学でパンの世界へ。ベーカリー経験ゼロからYouTubeで1800時間以上学び、一辺6cmの四角い“キューブパン”という形にたどり着きました。
雑穀マイスターとして穀物や発酵の個性を生かしつつ、最近はAIも活用して新しいフレーバーや商品アイデアを探るなど、職人の感覚とデジタルの知恵を掛け合わせた開発にも取り組んでいます。
「まつやまパン」では、“会話のきっかけになるパン”をテーマに、ちょっと楽しく、ちょっと深いパンづくりを続けています。

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